武士の時代バナー 歴代将軍の逸話集
 

「徳川実紀」等に記されている歴代将軍の逸話を紹介します。
本当の話かどうかはともかく、そこには歴代将軍の個性を垣間見ることができます。
初代 徳川家康 六代 徳川家宣 十一代 徳川家斉
二代 徳川秀忠 七代 徳川家継 十二代 徳川家慶
三代 徳川家光 八代 徳川吉宗 十三代 徳川家定
四代 徳川家綱 九代 徳川家重 十四代 徳川家茂
五代 徳川綱吉 十代 徳川家治 十五代 徳川慶喜

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初代 徳川家康
 

EPISODE1
 秀吉の晩年のこと、自分の所持する茶碗等の珍品を大いに自慢したことがあった。
 この時、家康は「私は田舎者ゆえ、ご披露するようなものは、一切持ち合わせていません。ただ私のためならいつでも水火をいとわぬ家臣が五百騎ばかりいます。これが私の宝です。」といった。秀吉はばつが悪そうに自慢話を止めてしまったとのことである。  
 
EPISODE2
 今川人質時代、竹千代が鷹狩をしていると鷹が誤って、孕石主水の屋敷に迷い込むことが多かった。ある日、主水は竹千代に向かい「人質のくせに鷹狩りとは生意気なやつだ。お前の
顔には、飽き飽きするわ。」と憎らしげに言ったと言う。
 後年、武田の高天神城を落とした時、降人の中に主水がいた。
 家康は直々に「久しいのう主水。そちがむかし、わしの顔を見飽きたとほざいたのを忘れてはいまい。わしもそちの顔など見飽きたわ。」と言い、切腹を命じたという。
 
EPISODE3
 自分の死期が近いことを悟った家康は、見舞いに来た諸将に向かい「わしの天寿も終わろうとしている。もし、秀忠の政道に誤りがあらば、誰でも変わって天下をとれ。天下は一人の天下でなく、天下の天下であるから、わしは少しも恨みに思わない。」と言って、諸将を見据えたという。